最近、あちこちで熊の被害が報じられていて心が痛みます。
そんなニュースを聞いて、ある人がふと口にした一言。
「昭和に戻せばいい。」
昭和の暮らしに、ヒントがある。

熊は火を怖がる。
昔のように畑のそばで落ち葉を燃やしていれば、人里に下りてこなかったのかもしれない。
もちろん、いま同じことをするのは難しいけれど、
この言葉にどこか懐かしいあたたかさを感じるのはなぜだろう。
それはきっと、
“自然とともにあった暮らし”を思い出すから。

昭和の時代、人々は麻や木綿などの天然繊維を日常的に着ていました。
風を通し、身体にやさしく寄り添い、洗うほどに素肌に馴染む服。
ところが現代では、高機能な化学繊維が主流になりました。
軽くて、暖かくて、シワにもなりにくい。
とても便利で快適なように思えます。
けれどその一方で、
乾燥、静電気、肌荒れ――
“なんとなく不快”を抱えている人、多くないですか?
肌と心がほっとする服。

リネンは、自然の力をそのまま身にまとうことができる布です。
湿度をほどよく吸い、吐き、
肌が呼吸するように寄り添ってくれる。
冬は静電気を防ぎ、
夏はさらりと涼しく。
一年を通して、心地よさを保ってくれます。
触れるたびに、
「これでいいんだ」と思える。
そんな安心感があります。
国産リネンの服がもたらす、静かな豊かさ。
私たちの服づくりは、厳選された国産のリネンだけを使うことから始まります。
国内で丁寧に織られた布を、一着ずつ受注生産で仕立てています。

流行よりも、
心と素肌に寄り添うことを大切に。
リネンの服は、着るほど洗うほどに柔らかくなり、
まるで自分の一部のように馴染んでいきます。
忙しい日々の中で、ふと深呼吸したくなるような、そんな服です。
現代にこそ、やさしい選択を。
服を選ぶことからでも、
やさしい暮らしは取り戻せます。
肌に触れるものを変えるだけで、
心のざわめきが静まり、
日常の時間が少しやわらかくなる。

国産リネンのやさしい服は、
ご注文をいただいてから一着ずつおつくりします。
手に取った瞬間、空気のような軽やかさと、
包まれるような安心感を感じていただけるはずです。
自然の布とともに、やさしい時間を。
あなたの毎日に、静かなぬくもりを。

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